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占いを楽しむコラム

数秘術で運命と未来を占う

「数秘術」という言葉を聞いてすぐにピンとくる人は多くないかもしれません。しかし正統派の占いとして紀元前の時代から使用されていた歴史的事実があり、発明したのが数学者として知られるピタゴラスだといわれているように、占いとしての確かなルーツがあるものです。易学、風水、陰陽道などの占いと同じく、多くの著名人が未来の運勢や吉兆を占ったとされています。

数秘術での鑑定法

それでは実際の数秘術についてご紹介しましょう。まずは自分の運命数を計算してみましょう。生年月日をすべて1ケタに直してください。そしてそれらを一つずつ足していきます。合計の数も1ケタずつにして、再び計算してみましょう。最終的に表れた数字がその人の運命数となります。

例)1988年7月21日生まれの人
1+9+8+8+7+2+1+で合計が36。3+6で9。つまり運命数は「9」になります。
※もし2ケタの数字が11や22となった場合、それらも特別な意味を持つ運命数として考えてください。

この数字があなたの運命や性格、そして人生を表すもののベースとなります。なにかスピリチュアルな共鳴を感じるでしょうか。これらの数字それぞれに固有の意味や性質があり、実際の行動にも反映されるというのが数秘術の基本的な考えです。それでは一つずつ簡単に特徴を示してみましょう。

"1" すべての始まり。あらゆるものの中心、独立心、最高のもの。
キーワード / "リーダー" "はじまり" "絶対の存在"

"2" 愛、やさしさ、2つを融合させる能力
キーワード / "調和" "知恵・教養" "女性性"

"3" 外に発するエネルギー。進展させる意志。
キーワード / "力強さ" "創造" "男性性"

"4" 四角形のように、安定したものの象徴。地道な努力。
キーワード / "安定" "堅実" "建設"

"5" 五体や語感のように、人間そのもの。
キーワード / "自由" "力" "正義"

"6" 美や完全のイメージ。ダビデの星と呼ばれる2つの三角形を逆に重ねた六芒星の象徴でもある。
キーワード / "美" "愛" "家族"

"7" より良いものを追求して得られるもの。精神世界や宇宙、神秘を物語る数字。
キーワード / "真理" "勝利" "科学"

"8" 「基礎」を表す4を重ねたイメージ。より万全にして、周りに見せつける効果もあることから名誉や成功をも表すようになった。
キーワード / "権力" "ビジネス" "野心"

"9" 1から8までを内包するもの。つまり「完成」。あるいは「終末」。フシギな力。完成と同じく交代や始まりも表す。
キーワード / "完成" "全体" "理想"

"11" 2ケタということで、これまでとは違う“新しいもの”や“人間的創造”を象徴。
キーワード / "革新" "個性" "パワー"

"22" もっとも特別で強運を持つ数字。神がつくりあげた宇宙やその中にあるすべて。時空間も司る。
キーワード / "カリスマ" "宇宙" "森羅万象"

いかがでしょうか。ご自身のキャラクターに合う性質やキーワードが含まれていたのではないかと思います。もちろんそれが表面に出ていなくても、心の底に潜んでいる可能性が十分ありますし、将来その面が顕在していくパターンも考えられます。それらの予備知識を踏まえて、実際に占い師の元へ相談に訪れる人の実例を見てみましょう。

数秘術鑑定の鑑定実例

ある女性が相談に来ました。どうやら交際2年の恋人とうまくいっていない様子。早速、彼女の運命数を占ってみました。その数字は4。「安定」の星です。恋愛においても、ハラハラドキドキできる刺激よりも、落ち着いた関係を求める傾向にあります。次に彼の運命数もチェックしてみました。その数字は「5」。自由気ままで新しいフィールドにも果敢に挑戦していく気質が特徴です。
この両者の相性はあまりよくありません。上記の特徴にもある通り、お互いが相手の本質をつかみきれないままギスギスしてしまう可能性が高いのです。そして徐々にフラストレーションがたまっていき、ついには破局を迎えてしまう。そうならないように、二人の運命星の特徴をお伝えしました。「一般的に見る相性は良くないかもしれないけれど、その原因を知っているのと知らないとでは大違い。それぞれが自分にないものを補う形で支えあえれば、きっとうまくいくはずですよ」。そのようにアドバイスをしたところ、彼の方にも同じ不安があったと聞けたそうです。それからは本音でムリなく付き合えるようになり、お互いがもっとも心地よい距離感を保てるステキな関係に改善されました。

数秘術でうかがえるのは、性格や相性、人間関係だけではありません。
ではその例についてもお話ししましょう。

ある日、転職を考えている女性がやってきました。いま所属している会社からステップアップを図ろうとするなか、大企業で働く知人から仕事の誘いがきているとのこと。どうすべきかを悩んでいるという話でした。彼女の運命数は8。たしかにビジネス感覚に長けているとされる数ですが、一方で支配欲や権力に執着する面もあるといわれています。そこをあえて伏せたまま「客観的に見れば千載一遇のチャンスであるのに、何を迷っておられるのですか」と私は訊いてみました。すると“あまり興味ない仕事なのですが、報酬や知名度の点で惹かれている”と答えたのです。自分らしさ以上にそうした名誉のみを求めている様子を感じたので、私は注意を促してみました。それを聞いて核心を突かれたようにハッとした彼女の表情を今でも鮮明に覚えています。
そして彼女のこれからについても鑑定しました。どうやら1年後に同じようなチャンスに恵まれるようです。同時に運命周期が示す通り、彼女の今までの人生がとても厳しい状況にあったこともわかりました。苦難続きの状況から脱したい、名誉を手に入れたいという思いがはたらくのは当然かもしれません。しかしこの時期に確固たる決意のないまま転換を図るのはおすすめできないと伝えました。
結果、彼女は所属する会社で働き続けて、再びやってきたチャンスをモノにしました。この1年がここで働く最後になるという考えから、キャリア志向に走るのではなく会社に恩返しをしようという素直な気持ちで働けたそうです。そのせいもあって成績が上がり、仲間からの評価も高くなり、円満に送り出されたことで次の職場でも好い環境を維持することができました。結果的にスキルアップとコミュニケーション能力の向上を達成できて、理想的な転職をすることができたのです。

これまで見てきた代表的なケースのように、数秘術では「性格診断」と「時期」を見ることができます。高度なものになれば毎日の運勢や、困ったときの判断要素に使うことも可能です。
誕生日や番号、データの数値など日常生活のいたるところにある数字。ありふれたものではあるけれど、数字はただの記号ではありません。その神秘に触れることで、いろいろな解釈を楽しむことができます。不安や悩みを和らげるヒントになることも多くあるでしょう。自分の人生や運命といったフシギな対象に向き合う際のヒントにしてみてください。

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