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占い現場報告書

路上占い師利用レポート

第6回 観相路上占い師に気づかされたこと

「路上占い」この言葉で、あなたは、どのようなイメージが浮かびますか?ちなみに、私は、「屋台のラーメン屋さんの占い版」のようなイメージですね。しかも、屋台は屋台でも、人目のつきにくい場所に位置しているということもあって、客の入りはそれほど多くなく、お世辞にもあまり繁盛しているとは言い難い、どこかうらぶれた感じのする、そんな屋台です。入るのになんとなく気が引けてしまうものの、それと同時に、いったいどんな味がするんだろう?という興味もあるし、ちょうどお腹も空いていることもあり、思い切って足を踏み入れたところ、これがなんと、予想を大幅に裏切るような、抜群といえるレベルの味で、ものすごく得した気分で完食する。そして、また来ようと思う。
そんな「屋台のラーメン屋さんの占い版」を、「路上占い」という言葉から、連想してしまうのでした。つまりですね、路上で占い師さんに見てもらうには、それなりに勇気がいるけれど、思い切って見てもらえば、驚くほどよく当たり大満足できるのではないか?そういった期待のようなものが、ずっと私の根底にはあったわけなのです。期待はあったものの、なかなか見てもらう勇気がなく、街中で、路上占いを見かけても、立ち止まることができず、素通りしてしまっていたのでした。そんな私でしたが、ついにその路上占いを初体験することができました。

今回見ていただいたのは、東京のとある繁華街の一角にひっそりとたたずむ、私のイメージに限りなく近い感じの占い師さんでした。自他共に認める占い好きの私は、路上占い以外なら、それなりの数の占い師さんに占ってもらった経験があります。ただ、手相とか人相とかは、占ってもらったことがありませんでした。私が、その路上で見てもらった占い師さんは、観相が専門の方だったこともあり、占ってもらう前から、鑑定結果についての期待値は、かなり高めだったと思います。
よく考えれば、世の中にふたつと同じ人相はないわけですから。その分、他の占いに比べて、よりオリジナリティを感じられ、精度の高い鑑定結果を得られるに違いない、と観相占いに対して単純にそう考えたのです。

観相の占い師さんは、気さくで「肝っ玉母さん」という感じの人でした。歯に衣着せぬような物言いで観相の鑑定をされるのかと思いきや、すごく穏やか丁寧な物言いなので、見た目とのギャップに戸惑うと同時に魅力も感じました。観相占いが初めてだというと、観相占いについて、ざっと説明してくださいました。観相は、観相学と呼ばれる立派な学問の一種であり、様々な流派が存在しているそうです。
観相では、目、鼻、口、耳、眉、顔の形、顔色、顔のしわをはじめ、シミやほくろに至るまで、顔に存在しているすべてが、その人の運命を読み解く判断材料になるらしいです。
占い師さんは、なんと観相歴30年。頭の中に、この30年の観相占いで鑑定したおびただしい数の人の顔と鑑定結果が、データとして蓄積されていて、そのデータは、新規の鑑定の際に、いつでも自由自在に引き出すことができるとのこと。

「あなた、右の眉毛が途中で切れていますね。今、ご実家からかなり遠く離れたところに住んでおられるんじゃないですか?」占い師さんにそう言われたのです。なんでも、眉毛が途中で切れている人は、身内との縁が薄く、故郷を離れたところで暮らすことになりやすいそうなんです。実際に私の実家は九州にあるのですが、故郷を離れた関東圏に嫁ぎ生活していました。まあ、関東圏内には、そういう人はたくさんいるので、当たってもさほど不思議ではないかもしれません。
しかし、「ご自宅で、犬や猫などのペットを飼われていましたよね?最近、そのペットを突然なくされましたね?」と言われた時は、本当にびっくりしてしまいました。実は、その時私は、可愛がっていた猫を、FIP(猫伝染性腹膜炎)で失ったばかりだったのでした。顔を見ただけで、そんなことまでわかるなんて、正直信じられませんでした。占い師さんいわく、死別を経験して間もない人は、ちゃんと顔にそういう相が表れるらしいのです。長年、路上で、いろんな人の顔を鑑定していると、身内に不幸があったとか、可愛がっていたペットをなくした人は、ほぼ百発百中といっていいほど、間違いなくわかるとのこと。
「長年パソコンをやっていると、ブラインドタッチが自然にできてしまえるのと似たようなものです」といった占い師さんの比喩が、妙に新鮮で印象に残りました。

それで、その後は、鑑定そっちのけで、占い師さんに愛猫をなくした顛末を延々と聞いてもらうような、妙な方向に展開してしまったのです。結局、私の路上占い観相初体験は、鑑定してもらったというよりも、猫をなくした辛い思いを聞いてもらった。と言った方が正解かもしれません。それでも私は、「ああこの占い師さんに見てもらって本当によかった」 と思いました。
この占い師さんによって、私の心が癒されたことだけは確かで、私はもうそれだけで、十分だという気持ちになれたのです。今回の体験で、私にとっての占いは、「究極の癒し」以外の何ものでもなかったことに気づかされたのでした。

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