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占い現場報告書

占いの館利用レポート

第15回 青森・恐山のイタコマチでの霊媒鑑定

私には大学時代からお付き合いしている恋人がいます。就職したときから「仕事が軌道にのって落ち着いたら結婚しよう」とプロポーズをされたのですが、なかなか結婚話は進みません。もう就職して5年以上たつのに。。。30歳までに結婚したい私は焦って、彼にそれとなく話題を振るのですが、結婚話になると彼の顔色が悪くなるのです。そして「結婚のことを考えると頭が痛くなるんだ。もしかした亡くなったおふくろが許してくれないのかな」と。そこで、私は思い切って彼を連れて、イタコ占いの霊媒師の先生の元へ行くことにしました。そんな風に考えている彼のお母さんから、許しを得たかったからです。恐山やそこに集まるイタコについては、ネットで色々と調べて知っていました。とは言え、亡くなった人の声を届けてくれる霊媒師とのことで、やはり最初はイメージ出来ずに正直ピンときていませんでしたが。

実際に訪れた恐山は、場所の空気そのものに特別な力が宿っている感じがしました。先にお寺の参拝をしました。順路に従っていくと岩場があり、白砂があり、時代を超越した場所と言う印象。怖いというより神聖な場所という感じがしました。

山門の前ではイタコマチという、イタコの霊媒師方がテントを張って口寄せをするスペースが設けられていました。テントの中にイタコがいて、鑑定してくださるのです。私と彼は目当てのイタコの元へ行きテントに入りました。中で先生は数珠を持って静かに座っていらっしゃいました。年配の方で目が不自由な様子。イタコの先生はやさしい微笑みをたたえて「お待ちしていましたよ」とおっしゃってくださいました。彼はお母さんの形見のネックレスを持って来ており、それをイタコ先生に渡して、お母さんに自分たちの結婚を承諾してほしいと告げました。

先生は数珠を手にして祭文を唱えていましたがしばらくすると、黙りこくってしまいました。そしてフーっと息を吐き「親離れするときがきたのね、たっちゃん」とつぶやきました。彼はハっとして「おふくろ!」と呼ぶと「あなたは本当に母親思いで、毎日仏壇に向かって私に話しかけてくれて。それが私はうれしかった。結婚したらそんな幸福も失うのかと思うと辛くて。もうちょっと、もうちょっと結婚は待ってと思っていたけど、あゆちゃんに申し訳ないわね」と言いました。

私は心臓がドキドキして身動きできませんでした。彼をたっちゃんと呼ぶのも、私をあゆちゃんと呼ぶのもお母さんだけ。今、目の前のイタコ先生の体には、間違いなく彼のお母さんが降りてきていると感じました。彼はお母さんに、実家に行くたびにちゃんと仏壇に話しかける事、お父さんにも毎日、お母さんに声かけることを約束させると伝えました。そして私もお墓参りや彼の実家に行った時にお話しさせてくださいと伝えました。するとイタコ先生を通して「ありがとう、ありがとう」という声が聞こえ、その声は次第に小さくなっていき消えました。イタコ先生は数珠を手にして大きく深呼吸をして、顔をあげました。そして微笑んで「お話しできたかしら?」と。私と彼は大きくうなずきました。会話をするというより、お母さんの言葉を聞くという感じでしたけど、理解してくださったと感じました。

私たちは今、結婚式の準備中です。結婚式前には、お母さんのお墓参りをして報告をしようと思います。イタコの先生にお願いしなかったら、まだ私たちは結婚に至らなかったでしょう。お願いしてよかった!今は感謝の気持ちでいっぱいです!

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