第7回　四柱推命で占う

占いといっても、今ではたくさん種類があります。昔から記録してきた統計で占いを行っているものも数多くあります。これは、特別な力が必要というものではなく、学術的要素が強いものです。占い師の方は、この知識を身に付け、実際に人々を占ってくれます。その中でも王道といわれる「四柱推命」を体験してみたいと思いました。街中を歩いていて、手相と並び路上でよく見かけます。

路上占いに抵抗のある方も多いと思いますが、簡単に占ってもらうには路上占いは良い占いなのかもしれません。なんだか難しい名前ですが、どのようなことを占っていただけるのでしょうか？実際に路上での四柱推命を体験して、その鑑定をレポートしてみようと思います。

四柱推命といえば、誰もが一度くらいは耳にしたことがあるでしょう。出生日、出生時間をもとに占う統計学の占いですが、この出生時間を知っている方はそんなにいるのでしょうか？案外みんな知らないものではないでしょうか？それはさておき、さっそく時間は分からないまま、占ってもらうことになりました。

路上占いでしたが、思ったよりも人通りが少なく落ち着いて鑑定してもらえる環境でした。占い師の方もはじめて会話したときから、感じの良さが伝わってくる方で、話しやすく、何でも相談しやすいといった印象です。鑑定は、まず性格や行動を当てることから始まりました。思ったよりもかなり当たっていました。自分の性格なので「えっ、そうかな？」と思う部分もありましたが、思い当るところも多く、ほとんどがいわれた通りでした。

四柱推命には宿命というものがあるそうで、生まれ持った宿命によりすべてが決まってくるそうです。その宿命も占ってもらうことになりました。私には、食べ物に困らない星と人に恩恵を受けることのできる星があるといわれました。考えてみると当たっているような感じはあります。昔から、人には良く助けてもらっていますし、もちろん食べるのにも困ったことはありません。ですが今の時代、食べ物に困っている方は日本ではいないのではと考えてしまいました。それからの運命的なものも見てもらいました。生まれたときから運勢の浮き沈みを折れ線グラフにして説明してくれました。グラフで解説してくれるので、私でも理解するのに困ることはありませんでした。5年後に人生にとっての大きな変化が訪れるそうで、こういったときは大病に見舞われることも多いので注意が必要とのことでした。そういわれてもどうやって注意すればよいのか疑問でしたが、まあ頭に入れておいた方が良いのでしょう。ですが、過去に関してはその運命の上がり下がりは、ばっちり当たっていました。生まれたときから決まっているそうですが、少し恐ろしい感じです。

夫との相性鑑定もしていただきましたが、結果は思ったより悪く、気を付ける点をいくつか教えていただきました。これも、自分の欠点ゆえの注意点と取れるものばかりで、これは参考になるものでした。こんな感じで、時間となり鑑定は終わってしまいました。

路上占いなので少し抵抗はありましたが、それなりにしっかりした占いを受けることができました。ですが、正直占い師さんのいっていることが分からない部分も多く、専門的用語が多かったように感じました。知識のある方ならきっと理解できるのでしょうが、四柱推命を知らない方にとっては難しいといった印象です。

ですが、内容は結構当たっていて、ビックリする部分も多かったです。生まれた年月日だけでこれだけ当たるというのなら、どうせだったら時間も正確に伝えて占ってみたかったです。もちろん、万人に共通するのではないかという部分もありましたが、それを含めても総合的にかなりの的中率でした。5年後という部分に関してはまだ結果は分かりませんが、過去の運命が当たっていたので、大病にも注意したほうがいいのでしょう。はじめての鑑定ということで、個人的な質問があまりにもできず、オーソドックスな部分が多かったのが少し残念でした。何度か鑑定を受けることができれば、きっともっと深く掘り下げた部分も鑑定してもらうことができると思います。路上占いの四柱推命は一度といわず、何度かを想定して利用したほうがよさそうです。

路上占いならではの雰囲気も結構はまるものでした。思ったより落ち着いて鑑定してもらうことができ、あまり他との差は感じませんでした。店舗型占いでも結構他の人の声が聞こえることが多く、それと比べると同じ程度という印象です。一度ぐらいは占ってもらってもいいかもしれません。ですが、他の視線や静かな環境で占ってほしいという方には、あまり向いているとはいえません。やはり、そういった方には電話占いでの鑑定の方がおススメかもしれません。