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占い現場報告書

路上占い師利用レポート

第15回 生き方に気付かされたおじいさん占い師

恋多き私に投げられた言葉

その占い師さんの話は会社の同僚から聞きました。有名なお寺の近くで対面占いをされているおじいさんで、恋愛から仕事、お金のことまでどんなジャンルでも的中率抜群だとか。家から2時間ぐらいかかるのですが、興味があったので近くの観光地に行った帰りに立ち寄りました。占ってほしかったのは恋愛運。彼氏に浮気をされたので、今後のことを訊きたかったのです。占い師のおじいさんは、まず私の生年月日と名前を訊いて、紙に漢字が並ぶ表を書きました。私は当時、とても恋多き女で、彼氏が途切れることのない日々でした。しかし、おじいさんの口から出てきたのは意外な言葉。「アンタは男運がない。運が悪いというより、男自体と接点がないんだよ」。「?」では、それまで付き合った10人前後の彼氏はなんだったのでしょう。でも、言われてみれば、それだけの人数と付き合いながら、結婚の話は一切出ず……でした。

人格まで否定しなくても

しかし、認めるのも悔しい気がして「でも、私、今まで男性に不自由したことがないんですよ! それなりにレベルの高い男性とも付き合ってきたし」と強い口調で反論しました。すると、占い師のおじいさんはジッと私の目の奥をのぞきこんで、こう言ったのです。「アンタは我が強すぎるんだよ。だから、縁があるようで実はない。その我の強さがダメなんだよ」人格を真っ向から否定されて、カチンときました。そして「けれど、そんなにハッキリ言わなくてもいいじゃないですか。結局、私の恋愛運はこの先どうなるんですか?」とさらに強い口調で言ってしまったのです。おじいさんは呆れたような表情をして、「アンタが自分を抑えて、人の言葉に素直に耳を傾けることを学ばないと、ずっとダメ恋愛の繰り返しだ」とボソッと言いました。

ロクなアドバイスももらえず、ムカムカして家に帰りました。そして、まもなく彼氏とは別れることになりましたが、「どうせ、また次の人があらわれる」と楽観視していたのです。ところがどうでしょう、それまで好きな人ができたら上手くアプローチして、ほぼ100%付き合えていたのに、まったくそれが叶わなくなったのです。外見も中身も磨いていました。でも、拒否されるばかり。そのまま彼氏いない歴が3年を超えたとき、さすがに人生に絶望してきました。

視点を変えることが必要

そんなとき、私に声をかけてきたのが同じ会社の先輩女性です。「送別会で写した写真を見て、男友だちがアナタに会ってみたいと言っているの、セッティングしてもいい?」と言われました。途端、イヤな気分になりました。というのも、付き合う相手は絶対に自分から好きになった人じゃないとイヤだったからです。しかし、先輩からの話だし断るわけにもいかず、「一度だけ」と思い、会食に出かけました。相手はハンサムでしたが、坊ちゃん風で私の好みからは微妙にズレていました。会ってますます私のことを気に入ったようで、次は二人きりでのデートに誘われたのですが、気乗りしません。正直に先輩に言うと、「好みじゃないなら仕方ないけど、でも、白黒つける前にもう少しだけ、相手を見てみたらいいんじゃない。自分の主張ばかり通していたら、男女関係に限らず、いろいろ人生の幅を狭くするよ」と返されました。

自分のスタイルにこだわりすぎていた?

そのとき、ふと『占い師のおじいさんが言っていたのは、このことかも』と思ったのです。自分で決めて、自分で動いて、成功を勝ち取る、このプロセスへのこだわりで自信過剰になり、結果として、イヤミな女になって不毛の3年が訪れたのだと思います。自分を反省し、先輩の言葉に耳を傾け、デートに出かけました。デートは意外と楽しく、最初は気づかなかった相手の良さにたくさん気づきました。それからまもなく告白され、付き合いがスタート。相手からのアプローチに身をゆだねたのははじめてでした。 結局、その彼とは2年ほど付き合って別れましたが、充実した日々でした。占い師のおじいさんに自分の性格をとがめられたときは腹を立てましたが、人のアドバイスは感謝の心をもって聞くものですね。占いが人間的な成長を助けてくれました。

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