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占い現場報告書

占いの館利用レポート

第32回 人生に教訓を与えてくれたタロット占い師

アドバイスに従ったら、彼氏ができた

彼氏いない歴が、2年を超えて、少し焦っていました。友人からの紹介も上手くいかないし、「苦しいときの神頼み」で占いの館に行きました。鑑定をお願いしたのは30代ぐらいの女性の先生。以前、ネットの口コミ掲示板で名前を見かけたことがあった人です。

単刀直入に彼氏がほしいと相談すると、タロットカードで占ってくれ、「何か食にまつわるイベントに行くなど、食が関連する場所で出会いがあります」と言われたのです。わりと素直な私はすぐに料理教室に申し込みました。以前から料理を習うことに興味があったというのもあります。そして、教室で仲良くなった同年代の女の子がホームパーティに招待してくれたのですが、そこでタイプの人と出会いました。

いわゆるホワイトカラーの仕事に就いていて高収入、物腰も上品な男性です。嬉しいことに向こうからアプローチしてくれ、交際がスタートしました。彼は優しくて、常に私を気にかけてくれます。楽しい付き合いが4カ月目に突入した頃、例の占い師さんにお礼を言うため、再び占いの館を訪れました。報告がてら、先生に今後の注意点を占ってもらったのですが、こう言われました。

暗雲が近づいている?

「ライバルが登場しますよ。気を付けてください」先生は私の目を見て真剣な表情で言いました。確かに彼はモテるタイプだし、狙っている女性はいそうです。けれど、私はのん気に構えていました。彼から熱烈にアプローチされ、付き合いだしてからも私を大切にしてくれていたからです。先生は「ライバルは手ごわいタイプです」とも言いました。それでも、私は深刻に受け止めなかったのです。『所詮、占いだし』こんな気持ちがどこかにあったと思います。

人の気持ちはわからない

しかし、どうでしょう、それから1か月後、彼を別の女性に略奪されてしまったのです。しかも、相手はあのホームパーティの主催者の女の子。料理教室の仲間です。彼女は私と彼が付き合っていることを知っていたはずです。彼を奪ったことについて問い詰めたら、「私はあの人を3年も前から好きだったんだから」と言われました。正直、彼女の体型や顔は彼の好みからはずれています。彼女も自覚していたと思います。でも、それでも気持ちを押さえられず、捨て身のアプローチを繰り返していたのでしょう。最後には彼も心を動かされたのだと思います。恋愛に決まった形はないし、私に責める権利はありません。でも、すごく辛かったのは、それからすぐに二人が結婚してしまったことです。

「私は彼女と違い、一時的な恋愛対象にしかなれないのかな」と落ち込みました。でも、考えたら、彼の好みにあてはまっていたことに甘えて、自分から彼に何かをしてあげることは少なかった気がします。辛い経験でしたが、生き方を見直す機会になりました。

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