青森県は日本の本州最北端に位置する都道府県で、県庁所在地は青森市です。面積は9,644.55km²で全国8位、人口は約135万人で全国31位(2012年)。市町村数は10市、8郡、22町、8村で、県人口の約半分が青森市、八戸市、弘前市に居住しています。
世界遺産である白神山地を有し、十和田湖や八甲田山、岩木山、仏ヶ浦など、多くの自然が残されているのが青森県の最大の魅力。青森県の中央部には奥羽山脈が縦走し、西側の「津軽(つがる)地方」と東側の「南部(なんぶ)地方」(三八地方・上北地方・下北地方)では歴史や気候、文化といったことが大きく異なります。
温泉、史跡、自然…と観光資源の豊かな青森県ですが、特に力を入れているイベントの一つが夏に行われる「ねぶた祭」。青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)、八戸三社大祭といったねぶた祭が青森県内で一斉に行なわれます。迫力あるねぶたを見ようと全国から数百万人規模の観光客が訪れ、青森県は熱気に包まれます。
ところでイタコと聞いて思い浮かぶ場所といえば、やはり青森県むつ市にある恐山。毎年7月と10月には恐山菩提寺においてイタコ例大祭が開催され、シャーマンとなったイタコが霊を自らの身体に降ろし、その霊と相談者との会話を可能にするとか。この時期の恐山には遠方からたくさんの人が訪れます。また、スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之(えはら・ひろゆき)さんは、テレビ番組の撮影でJR青森駅前にある廣田神社(ひろたじんじゃ)を参拝し、ここに鎮座している安産と子宝の二十三夜大神(にじゅうさんやおおかみ)に大変興味を持ったとのことです。
「青森」という地名は、江戸時代前期の寛永元年(1624年)、弘前藩が現在の青森市に港町を建設する際に名付けられたとされています。「津軽地方」「南部地方」と呼ばれるようになったゆえんは、江戸時代に津軽氏が支配していた領地を「津軽」、南部氏が支配していた領地を「南部」と呼ぶようになったためです。戦国時代末に津軽為信が独立してから幕末の野辺地戦争まで、南部氏と津軽氏の関係は芳しくありませんでした。くわえて、明治維新後には地域性の異なる「南部」と「津軽」という二つの地域が廃藩置県で青森県として一つにまとめられ、両者の対立感情は一層強くなったよう。地域性に大きな違いがあるのは、このあたりが影響しているといわれています。
「津軽地方」は、青森県西部を指す地域呼称。青森市、東津軽郡、弘前市、黒石市、平川市、中津軽郡、南津軽郡、五所川原市、つがる市、西津軽郡、北津軽郡が広義の津軽地方に該当します。
世界遺産に登録されている「白神山地(しらかみさんち)」は、なんといっても豊かな自然が魅力。ここでは、カモシカやヤマネ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシなど、たくさんの国の天然記念物を見ることができます。春は桜まつり、秋は菊と紅葉まつり、冬は雪燈籠まつり…と季節ごとに違った楽しみのある「弘前城(ひろさきじょう)」も観光スポットとして定番。津軽富士と呼ばれる見事な景観の「岩木山(いわきやま)」、安寿姫(あんじゅひめ)と厨子王(ずしおう)の霊も祀られている「岩木山神社」、青森県に数ある遺跡のなかでもパワースポットとして名高い「三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)」など、外せない観光スポットが津軽地方には多数あります。
「南部地方」は青森県東部を指す地域呼称。むつ市、下北郡、十和田市、三沢市、上北郡、八戸市、三戸郡が広義の南部地方に該当します。
「十和田・八幡平国立公園」は、青森県南部地方のなかでも特に人気の観光スポット。温泉や宿泊施設が多数あり、八甲田のほか、世界遺産に登録されている十和田湖、奥入瀬渓谷も。季節を問わずいつでも楽しむことができるのが魅力です。また、日本有数の漁港がある「八戸市」で獲れる新鮮な海産物は絶品。ウニやアワビをはじめとする新鮮な海産物、ブランド牛やサクランボなど、青森県は数多くの特産品があります。青森県で忘れてはならないのが、「恐山菩提寺」。毎年夏と秋には「イタコ例大祭」が開催され、全国から亡き親族との会話を望む人たちが数多く訪れます。恐山のほか、「櫛引神社(くしびきじんじゃ)」や「善知鳥神社(うとうじんじゃ)」、「キリストの墓」などパワースポットが多数点在し、これも観光スポットとして人気を集めています。
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