栃木県の占いガイド

栃木県の概要

栃木県は関東地方の北部にあり、北は福島県、東南は茨城県、南は埼玉県、南西は群馬県に接している内陸県です。面積は関東最大の6408平方キロメートルで、県庁所在地の宇都宮市は中核市の指定を受けています。県内には日本初の国立公園である日光国立公園が立地し、観光業が盛ん。特に県北西部の日光・鬼怒川、県北部の那須・塩原は、温泉（日光湯元温泉、那須温泉郷、鬼怒川温泉など）や世界遺産（輪王寺、日光東照宮など）、豊かな自然（戦場ヶ原や那須高原、中禅寺湖など）など、実に多数の観光スポットを有しています。新宿や浅草から日光・鬼怒川に出ている直通特急や、高速道路を利用してのアクセスが簡単なこともあり、現在では首都圏を代表するリゾートとなっています。また、餃子を扱う飲食店が市内に約200軒ある宇都宮市は“餃子の街”として知名度が高いほか、近年はカクテルの街やジャズの街としても多くの観光客を集めるようになっています。
栃木県は観光業のほかに工業も盛んです。昭和30年代の後半から、宇都宮市や真岡市、小山市などを中心に、自動車や電機といった内陸型近代工業が発達し、工業県として知られるようになっていきました。特に宇都宮市は、関東地方では唯一「テクノポリス（高度技術集積都市）」に地域指定されており、国内でも有数の地域工業都市となっています。
徳川家康を祀っている神社、日光東照宮は日本でも有数のパワースポット。参拝すると商売繁盛や家内安全、厄除けや無病息災などのご利益があるといわれています。敷地内には様々なパワースポットが点在しており、中でも家康の墓所周辺とそこに至る道では、荘厳で強力なパワーを体感できると評判です。そのほか、栃木県のパワースポットでは、同じく日光市にある華厳（けごん）の滝も有名。日本三名瀑のひとつに数えられ、落差97メートルの滝が生むマイナスイオンは、心身を清らかにし、活力増進をもたらす効果があるとされています。

栃木県の歴史

7世紀後半、下毛野国（しもつけぬのくに）と那須国（なすのくに）が統一されて下野国（しもつけのくに）となったのが、現在の栃木県の始まりだと言われています。鎌倉時代には、宇都宮氏、那須氏、足利氏、小山氏といった下野の武士たちが、幕府に仕える御家人として活躍。中でも足利氏は、室町幕府の初代征夷大将軍となった足利尊氏を出すなど、激しく揺れ動いた南北朝時代の政治情勢に大きな影響を与えました。江戸時代に入ると、それまで勢力を誇っていた豪族が払拭され、多くの小藩、旗本知行地、幕府直轄領などが成立。それに伴い、北関東の要衝として、日光街道や奥州街道が整備されました。また日光には、幕府の聖地として東照宮などの華やかな建物が造られ、特別に保護されるようになりました。その後、明治維新を迎えると、明治4年に政府が廃藩置県を断行。同年に、下野国北部に宇都宮県が、下野国南部に栃木県が設置されました。さらに明治6年には両県が統合し、現在の栃木県が誕生したのです。