日本一の山、富士山をはじめとし、美しい景観を擁する静岡県。中部地方に位置する県で、古くから西と東の交流拠点として栄えてきました。県庁所在地の静岡市は、2005年に政令指定都市となり、都道府県庁所在地では日本で最大の面積を誇ります。
温暖な気候と、山と海に囲まれた地理的特性から昔から農業が盛んで、お茶やミカンが静岡県の特産品として有名。お茶と伝統工芸品のイメージが強い静岡県ですが、浜松市と磐田市の周辺では、明治時代創業の「ヤマハ」の発展と共に、楽器やオートバイの製造が盛んに行なわれるようになりました。そして今では、日本で5本の指に入るほどの全国有数の工業県にまで成長したのです。
静岡県は、江戸時代に「駿府」と呼ばれた地域があり、徳川家康が幼少期とその晩年を駿府で過ごし権勢を振っていました。さらに静岡県には、江戸時代初期に整備された「東海道五十三次」のうち二十二宿が県内にあり、人気の宿場町でもあったのです。そしてその東海道は、日本の産業を支えてきた道として、今もなお日本の大動脈としての機能を果たしています。
静岡県と言えば、富士山などの風光明媚な景観を望めるスポットが数多くあることでも知られています。日本の最高峰である富士山は、その神々しく美しい姿から神にたとえられ、山岳信仰の対象となりました。古くから大きな霊力が存在する場所とされ、日本最大の聖地として、今なお多く日本人が心の拠り所にしています。
静岡県には太古の旧石器時代から人が住んできたと伝わっており、弥生時代には水田を作り、多くの人が暮らしていました。静岡市にある登呂遺跡(とろいせき)などからその名残を伺い知ることができます。平安時代に駿河(するが)の国、遠江(とおとうみ)の国、伊豆(いず)の国の三国が誕生し、各地に神社や寺が数多く建てられました。明治時代の廃藩置県により、その三つの国は静岡県に合併されましたが、それぞれの名は今もいたるところに残っています。江戸時代になり徳川家康が駿府に隠居したときは、彼につき従っていた家臣や学者、商人なども一緒についてきたため、政治経済、文化が飛躍的に発展しました。そして、駿府に「静岡藩」ができた後、前述の通り明治時代の廃藩置県によって静岡県が誕生したのです。
静岡市を擁するこのエリアは、徳川家康ゆかりの地。静岡市には家康を神として祀る「久能山神社」が存在し、強力な気を放つ開運スポットとしてテレビでも紹介され、ご利益にあずかろうとする参拝客が後を絶ちません。そして、かつての東海道五十三次の宿場町を歩けば、今も江戸時代の面影が至るところに存在しています。「富士山」が見える絶景のポイントの数々もこのエリアに集中しており、当時と変わらない富士山の美しい姿をじっくりと眺めることができます。
富士山とリゾート王国伊豆を擁するこのエリアは、古くから権力者や文化人に愛されてきた地域です。北側の伊豆地区では、霊峰富士を間近に見れる富士山麓の大自然で心身ともにリフレッシュ。南側には風光明媚な景観と、熱海・伊東・下田など日本有数の温泉地があり、多くの人々を癒しています。
リゾート観光地として、マリンスポーツの拠点として人気の浜名湖を擁するエリア。大地の恵みがあふれる浜名湖周辺は、リゾート地として多くの人が集います。掛川、袋井、森には名刹・古寺が多く、清少納言が“ことのままの明神いとたのもし”と枕草子でうたったことで知られている、事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)」などのパワースポットも数多く存在します。
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