大阪府は、近畿地方に属する都道府県のひとつです。現在、日本の都道府県のうち「府」を冠する地域は大阪府と京都府の2つのみとなっています。なお、大阪府の「府」表記は徳川幕府時代の名残です。明治初期、「県」よりも重要度が高いとされた、東京・大阪・京都は「府」を冠され、大阪と京都はそれが現代に至るまで使用されています。現在は「府」と「県」の違いは実質的に存在しないと考えて問題ありません。
大阪府は大阪市を中心として独自の文化圏・経済圏を形成しており、その影響力は西日本全域に及んでいます。また歴史深い土地であり観光地としても全国的に高い人気を誇っています。「大阪城」をはじめとする史跡や遺構も数多く、また「四天王寺」や「住吉大社」など由緒正しい神社仏閣も多いことから、大阪府には歴史ファンやパワースポットファンが多く訪れます。また、大阪府は占いスポットが多いことでも有名です。予約状況次第では全国規模で有名な人気占い師に対面鑑定してもらうことも十分可能なので、まさしく“占いファン垂涎の地”と言えるかも知れません。ですがその一方、古戦場跡や刑場跡なども各地に点在し、アンチパワースポットも多いと言えます。「泉の広場の幽霊」や「千日デパート跡地の怪談」など心霊体験の類も多いので、そういったものに影響を受けやすい方が旅をする際には注意を払う必要があるかも知れません。
大阪一帯の歴史は古く、大化の改新の際には首都となったこともあります。「難波長柄豊埼宮(なにわのながらのとよさきのみや)」という宮殿が建てられた記録が残っており、難波(なにわ)という地名表記は当時から存在したようです。平安遷都以降、大阪一帯は戦略的に重要な地となり、堺港も国際的な貿易拠点としてどんどん規模を拡大していきました。そのため歴史の転換点でたびたび戦乱の舞台となる運命を辿りました。最も有名なものは「大坂の陣」であるといえます。大坂の陣は徳川幕府政権を盤石なものとしましたが、当時の大阪一帯は豊臣との縁が強い土地だったので、民衆の間では陣中壮絶な討死を遂げた真田信繁(幸村)などが英雄視されました。その後、江戸時代に突入し、大阪一帯は徳川政権下でさらなる発展を遂げます。経済・文化の発信地点となり「天下の台所」と称される程の繁栄を誇りました。この徳川政権下での繁栄こそが現在の大阪府の基盤となっています。
大阪市は基本的にどの地域区分にも属しません。市域は経済・文化共に関西の中心です。中心部にある巨大繁華街は「キタ」と「ミナミ」に分けて呼称されます。「キタ」は大阪駅・梅田駅近辺、「ミナミ」は道頓堀・難波・千日前周辺です。これらの繁華街はとにかく派手で雑然とした独特の雰囲気を持っており、映画やドラマの舞台となることも多い場所です。
大阪府北部地域。主に豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町、および三島周辺と北河内の一部を指します。厳密な区分けはありませんが、会社や団体の表記に使用されることも多く、大阪府民の間ではポピュラーな区分呼称です。基本的には市街地の占める面積が多い場所となっていますが、「服部緑地」には豊かな自然が保護されており、周辺住民の憩いのスポットとなっています。
大阪府東部地域。東大阪市との混同を避けるため「東部大阪」と呼ばれます。東大阪市、八尾市、柏原市、および北河内が含まれます。北河内は「北大阪」にも含まれていますが、両者の境界は曖昧です。奈良県との境にある「金剛山」は修験道の開祖である役小角が修行をした地とされ、霊山と言われています。また同じく奈良県との境にある「生駒山」には寺社をはじめとする数々の宗教施設が建ち並んでいます。
大阪府南部地域。堺市をはじめとして、和泉市、高石市、泉大津市、忠岡町、また岸和田市から先の一帯を指します。岸和田市から南側は泉南、それより北側は泉北とも呼ばれます。この周辺は古墳や遺跡が多く発掘されています。大仙陵古墳の南側にある「大仙公園」は日本の都市公園100選に選ばれる公園です。泉佐野市には修験道を体験出来る日本でも数少ない寺院「犬鳴山七宝瀧寺」があります。
大阪府南東部地域。松原市、藤井寺市、羽曳野市などがあります。この一帯は他の地域に比べて農業や林業の占める割合が高いことが特徴です。また文化的遺産も多く、富田林寺内町では伝統的な街並みが重要伝統的建造物群保存地区として保護されています。大阪狭山市にある「狭山池公園」は、古事記や日本書紀などにも記述が見られる日本最古の人造湖である狭山池を有しています。
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