およそ200万人の人口を抱える中国地方の大都市、岡山県。中国・四国地方の交通の要所として、古くより独自の文化圏を形成して発展してきました。今では瀬戸内の温暖な気候によって、果物の一大生産地として知られています。もっとも、岡山県は北部と南部で気候に大きな違いがあります。北部には日本海側気候に属しており豪雪が見られる地域もあれば、一方の南部では瀬戸内海式気候の影響で極めて温暖な気候に包まれています。また、県庁所在地の岡山市は、降水量が1ミリ未満の日数が全国最多であるため、「晴れの国、岡山」を標語にしているくらいです。その岡山市は2009年に、広島県広島市に次いで中国・四国地方で2番目の政令指定都市になりました。ちなみに、岡山県と言えば桃太郎伝説が今に知られているため桃の生産が盛んかと思われがちですが、桃の生産日本一は山梨県となっています。一方で甲州ワインの知名度から葡萄の生産が盛んと思われがちの山梨県ですが、マスカットやピオーネといった葡萄の生産量で日本一となっているのが実はここ岡山県なのです。
岡山県は、兵庫県・広島県・鳥取県と接するとともに、大小あわせて90もの島から成り立っています。四国地方の香川県とは、瀬戸大橋によってつながっています。広島県の東部や香川県の一部とあわせて、かつては吉備国と呼ばれていました。県内に残る遺構から、かつては大和朝廷に匹敵するほどの大きな勢力を持っていたとされています。明治時代以降には、湾岸に大きな港を持っていなかったことから工業化の波に乗れず、しかし児島湾を干拓して穀倉地帯を形成し、農業での発展を続けてきました。第二次世界大戦後はコンビナートが立地し、同時に陸路の交通網が発展したことで、瀬戸内工業地帯の中核都市として農業県から工業県へと様相を転換してきました。
国宝にも指定されている吉備津神社を始め、昔の強い勢力を示すかのように旧跡や名所が岡山県全体に多く存在しています。スピリチュアルや占いに関わる霊能者・占い師も数多く、いにしえのパワーを受けようと参拝のため足を運んでいると言われています。
現在の岡山県には、倉敷市の鷲羽山遺跡や鏡野町の恩原遺跡などを始めとしたいくつかの原始時代の遺跡が見付かっており、旧石器時代から当地に人が住んでいた形跡が認められています。縄文時代に地球の温暖化で瀬戸内海が出来て、温暖な気候も相まって豊かな暮らしがこの地域で形成されていったことがわかっています。古代における吉備国は、畿内・出雲・北九州などと並んで、日本の中心都市として栄えるほどだったとされています。その勢力は吉備国周辺に留まらず、四国地方もその勢力下にあったほどです。
岡山県が“岡山”と呼ばれるようになったのは1600年頃と言われています。文字通り、小高い丘の上に城が築かれ、その城下町を含めて岡山と呼ぶようになったことが始まりとされています。
県庁所在地であり、岡山城や後楽園といった観光地を抱える岡山市をはじめ、渋川海岸の玉野市、名勝として知られる豪渓や本殿が国指定の重要文化財である吉川八幡宮、それらを抱える吉備中央町などがこの岡山エリアになります。
倉敷川沿いの白壁が、美観地区として有名な観光地になっている倉敷市。そして鬼ノ城、総社神社、国分寺、作山古墳などの歴史的名所を抱える総社市、そして早島町などがこのエリアに含まれます。
備前焼で知られる備前市、竹久夢二の生家がある瀬戸内市、両宮山古墳や熊山遺跡などが発見された赤磐市、和気神社で知られる和気町がこのエリアの観光地となっています。
鬼ヶ獄や天神峡、井原堤などがある井原市と、名勝として観光客を集める応神山を抱える笠岡市の名前を取って形成される地域です。他にも浅口市、里庄町、矢掛町などがここに含まれます。
町並み保存地区に指定されている城東町、津山城などが見所の津山市を始め、浄土宗の宗祖である法然上人の誕生地として知られる久米南町の誕生寺、棚田が知られる美咲町、奥津温泉で知られる鏡野町などがこのエリア内になります。
江戸時代に建造された天守閣が残り、国の重要文化財に指定されている備中松山城のある高梁市、備中鍾乳洞や諏訪洞のある旧北房町の真庭市がこの高梁エリアに分類されます。
蒜山高原が全国的に知られている旧北房町を除いた真庭市と、出雲街道の本陣・宿場町であった新庄宿のある新庄村がこのエリア内になります。
剣聖として知られる宮本武蔵の出身地と言われ、フォーミュラ・ニッポンのレースが開催される岡山国際サーキットを有する美作市、昔話の金太郎でお馴染の坂田金時の終焉の地としても知られている勝央町を含み、西粟倉村や奈義町などもこの地域です。
滝や鍾乳洞が点在する観光地、井倉峡を抱える新見市が、この阿新エリアと呼ばれる地域になっています。
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