中国・四国地方最大の都市であり、中国・四国地方で唯一の政令指定都市でもある広島市を県庁所在地に持つ広島県。これまでは旧国制にならって、広島市を中心にした県西部を安芸エリア(県北西部の芸北エリアを含む)、広島市に次ぐ県内で2番目の人口を持つ福山市を中心とした県東部を備後エリア(県北東部の備北エリアを含む)と呼んできました。この2つのエリアでは現在でも、方言や文化的な面でそれぞれ大きな違いがみられます。
近年、立て続けに高層ビルが建設されるなど着々と再開発が進んでいる広島市には、美術館をはじめとする文化施設や名物のお好み焼き屋のほか、多くの占いスポットがあります。特に市の中枢部である中区には、有名占い師が営業している占いサロンが軒を並べ、女性客を中心に人気を集めています。
第二次世界大戦において、世界史上初めて原爆の惨禍を受けた広島市には、平和を希求して作られた広島平和記念資料館があり、国内外を問わず多くの観光客が訪れ、その数は毎年120万人以上にのぼります。そのほかにも、広島市にある原爆ドームと廿日市市(はつかいちし)にある厳島神社はユネスコの世界遺産に登録されており、広島県の象徴として人々を惹きつけています。1300年の歴史を持ち、神々しい荘厳さを放つ厳島神社は、日本有数の水のパワースポットとしても人気を集めています。広島県のパワースポットとしてはほかに、厳島神社の近くにあり、真言宗御室派の大本山である大聖院(正式名称は多喜山水精寺大聖院)や、縁結びおよび試験合格のご利益を授かれるとされる尾道市の千光寺なども有名です。
「広島」という地名は、1589年(天正17年)から広島城の築城を始めた毛利輝元によって、1591年(天正19年)に付けられました。毛利氏の祖先である大江広元の「広」と、この地の豪族で普請奉行をしていた福島元長の「島」を合わせたという説が有力ですが、他にも様々な逸話が伝えられています。
旧石器時代の昔から、県域には人々が住んでいたと見なされており、約2万7千年前のものとされる西ガガラ遺跡の一部が広島大学に展示されています。
室町時代末期から戦国時代にかけての戦国大名・毛利元就(1497年~1571年)は、安芸の小規模な国人領主から始まり、権謀術数の限りを尽くして、わずか一代で中国地方の覇者へと成長したことから、現在では「戦国時代最高の知将」と称されています。
平清盛、豊臣秀吉など名だたる名将が参拝した宮島の厳島神社、平和都市・広島のシンボルである原爆ドーム。この2つの世界遺産をはじめ、歴史ある風情が残るスポットと近代的な街並みが共存しているのが安芸エリアの特長です。
全国的に有名な広島風お好み焼きや、もみじ饅頭などのご当地グルメもたくさんあります。
清流と緑の渓谷美を誇る全長約13Kmの大峡谷、三段峡など、豊かな自然に恵まれた芸北エリア。山間の天然温泉や、初心者から上級者までが楽しめるコースがそろったスキー場を目当てに多くの観光客が集まります。
また芸北エリアでは、神をまつるために奏する舞楽「神楽(かぐら)」を行なう団体が100近くもあり、毎月のように神楽の大会が開かれています。
これまで数々の名作映画の舞台となってきた風光明美な尾道市や鞆の浦(とものうら)など、情緒あふれる町並みが特長の備後エリア。福山市では毎年5月に55万本のばらが咲き誇るイベント「福山ばら祭」が開催され、観光客でにぎわいます。また、醤油味を基本にしたスープに、豚の背脂や魚のだしを使った尾道ラーメンは全国的に有名で、県内外から多くのラーメン好きがお店に足を運んでいます。
日本海側の山陰と、瀬戸内海側の山陽を結ぶ宿場町として古くから栄えたエリアです。その最大の魅力は、日本一の天然橋を誇る帝釈峡(たいしゃくきょう)・雄橋(おんばし)、100万本の花が咲く国営備北丘陵公園(庄原市)などに代表される自然美。付近には美術館やワイナリー、温泉なども多いので、休日には家族やカップルなどが多く訪れます。
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