山口県は中国地方に含まれ、本州最西端に位置しています。山口県の大半は山陽地方に含まれ、県庁所在地は中央に位置する山口市ですが、経済規模では下関市、宇部市、周南市、岩国市などが大きく占めています。東側を除く三方が海に囲まれており、中央部には中国山地が横断しているため、平地の少ない地形です。また、美祢市には秋吉台と呼ばれる日本最大のカルスト台地があり、特別天然記念物と国定公園に指定されています。さらに秋吉台は、山口県を代表するパワースポットとしても知られています。
山陽地方である瀬戸内海側には、重化学コンビナートなどの工場があり、瀬戸内工業地域のひとつです。日本海側の山陰地方では農業と漁業が盛んであり、特に下関市のフグは全国的に有名で、山口県の県魚にも指定されているほどです。
また、山口県には新大阪駅から博多駅までを結ぶ山陽新幹線が走っており、新岩国駅、徳山駅、新山口駅、厚狭駅、新下関駅があります。山陽新幹線、山陽本線、山口線、宇部線が走る新山口駅周辺には占いスポットがあり、メディアにも取り上げられている占い師に鑑定をしてもらえます。山陽本線、山陰本線の走る下関駅周辺にも、いくつかの占いスポットがあります。
弥生時代には大陸文化の窓口として非常に栄えており、綾羅木郷遺跡や土井ヶ浜遺跡などの遺跡が数多く残っています。また、山口県では日本の歴史に残る戦いが行われています。有名なものは壇ノ浦の戦いと、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘でしょう。壇ノ浦の戦いは源平合戦の最終決戦で、平家が滅亡しました。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は、関門海峡に浮かぶ巌流島で行われたことで知られています。さらに幕末になると山口県は長州藩と呼ばれ、高杉晋作などが尊皇攘夷のために活躍し、日本の歴史を大きく動かしました。
山口市と防府市を中心とした県央地域は、山防地区とも呼ばれるエリア。山口市は県庁所在地であり、山口駅近くには山口市中心商店街が広がっています。山口市中心商店街は中市商店街、西門前商店街、道場門前商店街、米屋町商店街などから構成されており、特に中市商店街には百貨店の山口井筒屋をはじめ、ショッピングモールのマルシェ中市、イベントスペースの中市コミュニティホールNacがあり、活気のある商店街となっています。7月20日から27日まで開催される山口祇園祭は、山口県を代表するイベントなのです。防府市の防府駅北口には、ルルサス防府というショッピングセンターがあり、多くの人で賑わっています。
下関市を中心とした地域である豊関地域。旧下関市街地には、幕末から明治、大正時代に建てられた洋館などが多数残されています。下関駅周辺にはグリーンモール商店街というコリアタウンがあり、韓国の食材店などが軒を連ねています。下関市と韓国の釜山は、関釜フェリーで結ばれているので、リトル釜山とも呼ばれています。さらに、山口国際センターには海峡ゆめタワーがあり、展望室からは下関市街地、門司港レトロ、関門橋などの景色を楽しむことができます。
宇部都市圏は宇部市を中心としたエリア。宇部市は宇部新川駅が中心で、山口宇部空港や山口大学があります。宇部市で有名な観光地は、東部に位置するときわ公園です。ときわ公園には、緑と花と彫刻の博物館、ときわ遊園地、石炭記念館などがあります。秋になるとUBEビエンナーレという、野外彫刻展覧会が開催される芸術の街でもあります。
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