香川県は、瀬戸内海に面する四国地方の県のひとつ。四国の北東部に位置し、県全体が海に向かってせり出す形となっています。全体面積は1876.47平方キロメートルとなっており、日本の47都道府県で最小ですが、平野の占める割合が比較的多く、宅地面積は47都道府県中38位となっています。県庁所在地は瀬戸内海に面した港町の高松市。瀬戸内海に面した地域には多くの島々が点在しており、島々を繋ぐようにして香川県の坂出市から岡山県の倉敷市にかけて瀬戸大橋が開通しています。これにより、香川県は本州と四国を繋ぐ交通の要所としての役割を果たしています。
香川県の名物といえば「讃岐うどん」を挙げることができます。観光協会自ら「うどん県」というニックネームを公式使用するほどで、県民のソウルフードのみならず、観光誘致の一環としても注目されています。また観光としては前述の瀬戸大橋も有名です。1988年に開通した瀬戸大橋は、瀬戸中央自動車道とJR本四備讃線(ほんしびさんせん)が上下に通る二段階構造となっています。途中にある与島(よしま)パーキングエリアは橋を一望できる絶好の場所です。また、香川県には由緒正しい観光地も多数存在します。例えば高松藩の主城であった高松城、「こんぴらさん」の相性で親しまれる金刀比羅宮(ことひらぐう)、空海の生誕地と言われ八十八箇所巡りの要所でもある善通寺(ぜんつうじ)、閑静な日本庭園がある栗林公園などは非常に有名です。これらの土地は古くから人々に親しまれてきた場所であり、近年ではパワースポットとしても注目を浴びています。
香川県は近代以前まで「讃岐(さぬき)」と呼ばれていました。讃岐は京に比較的近かったことから度重なる争乱の舞台となってきました。源平合戦時には屋島の戦いの舞台となり、那須与一が扇を撃ち落とす有名な故事が生まれました。室町時代から戦国初期にかけては守護大名である細川家によって統治されましたが、その後、細川家の凋落により中小豪族達が争う地になりました。やがて細川家臣団の一人であった三好長慶の台頭を経て、一帯は三好一族に治められます。そこへ土佐を統一した長宗我部元親が侵攻。1580年頃には三好を破り、讃岐のほぼ全域を支配下に治めました。そして長宗我部元親は天下人となった織田信長と対立、本能寺の変を経て豊臣秀吉とも対立しますが、秀吉の大規模な四国攻めを受けて降伏。その後、江戸時代になると一帯は徳川の分家などによって分割統治され、明治の廃藩置県を経て、香川県となりました。香川県が現在の姿に落ち着いたのは1888年12月3日のこととなります。
県庁所在地である高松市を始めとして、さぬき市、東かがわ市、香川郡、木田郡、さらに離島である小豆郡を含む東部地域。江戸時代の「高松藩」を基礎としており、方言の言い回しも西側地域とは若干の差異があります。県中央にまたがる連峰・五色台を境に西側と二分されます。
連峰・五色台を境に見立てた県西部地域。丸亀市を中心として、観音寺市、三豊市、善通寺市、坂出市、仲多度郡、綾歌郡を含みます。江戸時代の「丸亀藩」を基礎としており、方言も東側地域とは異なります。瀬戸大橋の香川県側着地点は西讃の坂出市にあります。
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