日本の西側、九州地方の北部にあり、県庁所在地である福岡市と北九州市の2つの政令指定都市を持つ福岡県。総人口500万人を超える九州地方最大の県は、地理的背景からアジア諸国・世界各地との交流拡大をすすめており、日本と世界を結ぶ交流拠点でもあります。古代からアジア大陸や朝鮮半島との交流の窓口であり、貿易基地として栄えていました。現在も、中国や韓国などの近隣諸国との交流は盛んに行なわれており、特に福岡市は、世界の観光ガイドにも紹介されるほど人気の観光スポットなのです。
福岡市中心部や北九州には著名な占い師が数多く店を開いており、事前に予約をしなければ見てもらえないほどの人気店も存在します。福岡観光の目的のひとつに占いがあるほど、鑑定を依頼する人が多い地域でもあるのです。
福岡県は、古代よりアジア大陸、朝鮮半島との貿易で栄えてきましたが、明治時代になると筑豊で石炭採掘が盛んに行なわれ、福岡県北部を中心に「北九州工業地帯」が、南部を中心に「重工業コンビナート」が形成され、日本の近代工業化に貢献してきました。そして、福岡市周辺は古代中国の歴史書「魏志倭人伝」に“奴国”として登場しており、古代日本の中心であったと考えられています。また、呪術師・占い師である卑弥呼が治めていた邪馬台国の候補地のひとつ福岡県朝倉市にある大己貴神社は、日本最古の神社と言い伝えられ、太古からのパワーを感じる神聖な場所でもあります。
福岡市最大の繁華街である「天神」はショッピングに最適で、全国からはもちろん世界中からきた多くの観光客で賑わっています。
そして、那河川と博多川に挟まれた島に位置する「中州」も新宿の「歌舞伎町」、札幌の「すすきの」と合わせて、日本三大繁華街の一つとされています。ずらりと並んだ屋台と、きらびやかに光るネオンサインがあまりにも有名です。また、太宰府市にある太宰府天満宮には、学問の神様、菅原道真公が祀られていて、受験シーズンになると多くの受験生で賑わっています。
工業都市として知られており、数多くの産業遺跡があることで知られています。門司区にある門司港レトロは、外国との貿易で栄えていた大正時代の建物をホテル・商業施設として整備した観光スポットで、大正時代の街並みを体感できます。
文豪・北原白秋の生誕地としても知られる城下町、柳川。お濠をめぐる「柳川の川下り」があまりにも有名です。川下りを楽しんだ後は、名物の「うなぎのせいろ蒸し」を召し上がれ。自然豊かな地域であり、四季折々の風情を楽しめます。
かつて炭鉱として栄えた地域で、歴史的文化財など名所旧跡がたくさんあるエリアです。また、江戸時代より伝わる伝統工芸品「上野焼(あがのやき)」が有名です。
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