熊本県の占いガイド

熊本県の概要

熊本県は、九州地方の中央部西側に位置する県です。九州本島の一部に加え、天草諸島の大部分を含んでいます。熊本県は九州地方で最も寒暖の差が激しい県です。夏には気温35度を超える猛暑も多く、また夕刻の熊本平野は「肥後の夕凪」と呼ばれる無風状態になり、大変蒸し暑い状態になります。一方、冬には稀に降雪が観測されることもあり、山間部では積雪や路面の凍結なども起こります。
産業面に関しては、主に農業・畜産業・養殖業などが盛んです。名産品は馬刺しや焼酎など。また地域活性化のために「ゆるキャラ」を積極的に使用しているのも特徴です。マスコットキャラクター「くまモン」は業界内において日本一の人気キャラと言われており、2013年春の時点で約300億円の経済効果をもたらしているとのことです。
熊本県の有名観光スポットとしては、まず「阿蘇山」を挙げることができます。日本でも屈指の活火山であり、周辺は人気の観光地となっています。火口部分は絶えず小規模な噴火を繰り返しており、条件によっては入山規制が敷かれることもあります。なお、阿蘇山はアメリカ地質学調査所によって定められた火山爆発指数において9段階評価中8に認定される強力な活火山で、約9万年前に発生した大爆発では北海道に至るまで火山灰が降り積もった形跡があります。
熊本県の中心地は、やはり県庁所在地である熊本市、JR熊本駅周辺になります。熊本駅には近年開通した九州新幹線をはじめとして、鹿児島本線、豊肥本線、三角線が乗り入れており、熊本県の中心のみならず九州交通網の要衝となっています。また上通商店街・下通商店街・サンロード新市街の3繁華街は九州でも上位に位置するほどの賑わいを見せています。対面占い師や占いの館を探すのなら、まずは熊本駅周辺に出てみるのが良いかも知れません。

熊本県の歴史

一帯は明治以前まで肥後国と呼ばれましたが、「隈本」という地名も南北朝時代から存在していました。戦国時代には相良家・菊池家・大友家といった勢力が領土争いを繰り広げましたが、豊臣秀吉の九州征伐以降は小西行長により、その後関ヶ原の戦いを経て加藤清正により治められました。加藤清正は「熊本城」を築き、また「くまもと」の表記を現在の「熊本」としましたが、加藤家は清正の息子の代に改易され、以降は細川家・松平家・本多家などによって治められることになりました。なお加藤家の改易から5年後の1637年、かの有名な「島原の乱」が起こりました。かつてキリシタン大名の小西行長が治めていた天草諸島の民衆には隠れキリシタンが多く、時の藩主による熾烈な弾圧、過酷な徴税に耐えかね、天草四郎時貞を総大将とする大規模な一揆が発生したのです。この島原の乱によって肥後国は深刻な被害を受けましたが、その後は石高算定見直しや隠れキリシタンに対する半黙認政策などにより大きな反乱もなく復興を遂げ、やがて文明開化を迎えることになりました。