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占い現場報告書

占いの館利用レポート

第10回 占い師インタビュー

都内某所、サラリーマンでにぎわうビジネス街から少し離れたビルの2階にある「占いの館A」。一般的なイメージでいう占いにはあまり似つかわしくない穏やかな昼下がりではありますが、客数が少ないこの時間なら可能ということでインタビューの申し込みを承諾していただきました。今回、知人の紹介でお話ししてくれたのは、業界内では広く名の知られている占い師のAさん。タロット占いを中心に、西洋占星術とカバラ数秘術を習得し、10年以上に渡るキャリアを持っています。ある口コミサイトでは、占いの正確さや説得力だけでなく、先生自身の人柄に惹かれたという言葉が多く見られました。

いざ、占い師と対面

さて、一体どんな話が聞けるのだろう。悩みを抱えて相談しに来るのとは違う状況ではありますが、占い師に直接お話しが聞ける貴重な機会として期待せずにはいられませんでした。あわよくば、占い師という仕事やキャラクターについて掘り下げる、そんな勝ち気なところがあったのも事実でした。
 「はじめまして。今日はよろしくお願いします」
 「どうもこんにちは。わざわざお越しくださってありがとうございます」
第一印象でいうと、かなり好感度の高い人柄であるのがわかります。穏やかな表情や口調、お茶の用意の所作といった細やかな仕草一つにしても、上品な振る舞いを見せてくれました。経験からいうと、こうした気遣いに長けた占い師ほど、人気や実力が高いものです。おそらく相談者の些細な動作にも勘付くことができる人ほど、言葉にでない無意識のメッセージを察知することができるのでしょう。自分をきちんと見てくれている、という安心感が相談者にとってどれほど重要なのかを十分に心得ているのだと思います。

占い師を目指したきっかけ

 「まずは、先生が占い師を目指したきっかけについて教えてください」
 「きっかけは……そうですね。昔から何となく人の気持ちを察することに長けていて、よく相談されていたんですよ。いつからか私の個人的な意見をいうよりも、きちんとしたアドバイスができるようになりたいと思って、占いを勉強するようにしました。占いにある程度の効力があると感じて、悩んでいる人の手助けになるならと本格的に進んでいった感じです」
 「特別なチカラ、いわゆる霊能力などに目覚めたわけではないんですね」
 「その通りです。いってしまえば、私は心理学の勉強もしてきました。占いだけに頼るとなると、どうしてもオカルトチックに思われたり始めから疑いを持ってかかる人が多かったのもあり、学術的な根拠やデータの蓄積といったことも用意しておく必要があったわけですね。その結果、単純な一言でも信憑性や重みを持たせることができて、相談に来る方の力になれるようになったと思っています」
なるほど、持って生まれた特殊な能力ばかりではないということで、相当な勉強や訓練を積んできたことが予想されました。

占い方法について

 「タロットを選んだのには何か理由がおありですか」
 「それは単純に、勉強がしやすかったからです。元々、私もよく利用していて馴染んでいたのもありますね。いろいろな人がそれぞれのノウハウを持っていますが、それだけ勉強させてもらえる機会も多くて結果的には自分の実力を磨けるように感じています」
 いたって合理的な受け答えです。さすがというべきか、落ち着き払った様子でウラの表情を出すことは滅多にないと思われます。そこでひとつ、イジワルな質問をして探りを入れてみました。
 「先生はきっと、その能力をいかして理想的な人生を歩んでこられたのでしょうね。うらやましい限りです」
 YESと答えれば占い師はこちらに横柄な印象を与えてしまい、NOと答えれば占いの実力不足を指摘されかねない質問です。もっと広い意味で、占い師の在り方や占いそのものの信憑性に関わる厄介なテーマだといわれていることだと思います。しかしAさんは表情ひとつ変えずにこう答えてくれました。
 「残念ながら、プロになってから自分を占ったことはありません。自分の人生や将来が見えてしまったら、それはそれでつまらないですからね」
 「自分には効かない」あるいは「もちろんすべて知っている」といった都合の良い答えを述べる人が多い中、今までにないタイプの回答で新鮮でした。人の悩みや迷いを晴らすために頼られる占い師。しかし本人は、そういった苦難さえも受け入れるスタンスだというのです。その後の話を聞いていても、彼女の人生観やポリシーもそういったものでした。

「良いも悪いもすべて自分の人生の一部。楽しむ気持ちが何よりも大切なんです」相談者にとって最も優しい助言、相談者が最も求めているコトバ、相談者が半分思っている決断の後押しといったように、ある意味では相談者を甘えさせるのが占いのスタンスだと感じている様子でした。精神的な拠り所といえばそうかもしれませんが、占いはそうした気休めでいいのでしょうか。そのような疑問を解決するヒントとなったのが、このAさんの発言です。ビジネスでもエンターテインメントでもなく、自然体なアドバイスができる占い師に出逢えたことに感謝したいと思います。

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