占いを楽しむコラム

前回に続き、「四柱推命」についてご紹介させていただきます。第１回では、「四柱」のことや「陰」と「陽」、さらには「五行」について説明しました。高い的中率を誇る四柱推命は、これだけではなくさらにいくつかの要素が合わさることにより、より正確な答えを出すことができるのです。

「十干」が命運や性格に影響する

第１回でご説明した「五行」と「陰」と「陽」を組み合わせたものを「十干」（じっかん）と言います。日本では、「陽」を「兄」、「陰」を「弟」としています。ですから「木」の「陽」にあたる「甲」は、「木の兄」と呼ばれます。ここから命運や性格などを導く出すことができます。

「十二支」の意味

ふだんから身近にある「十二支」。これもまた、四柱推命には欠かせないものです。この「十二支」と「十干」を組み合わせることにより、その人が持って生まれた性格や運勢など、詳細な部分を占うことができるのです。「十二支」もまた、「陰」と「陽」に分かれています。

「四柱推命」ではどのようなことがわかるのか？

今までご紹介してきました「四柱」「十干」「十二支」を組み合わせ、さまざまなことを占うことができる四柱推命。実際にどのようなことが占えるのでしょうか？性格はもちろんのこと、男女の相性や結婚、家庭運、仕事運、金銭運、健康運など、あらゆることを占うことができます。さらに生まれた時間を正確にすることにより、持って生まれた資質やどのような運命を辿るのか、仕事の適性、人間関係などのことまで占うことができるのです。
四柱推命には、「大運」「流年」「流月」「流日」という考え方があります。四柱推命で見ていく上で、特に重要視するのが「大運」です。「大運」というのは、10年ごとに巡ってくる運気のこと。さらに１年ごとの運気を示す「流運」を詳しく見ていきます。「流月」や「流日」はその月の運、その日の運ですから、占う上では「大運」と「流年」を重視します。
特に「大運」は人生を大きく左右するもの。幼い頃の「大運」では、その人の人格形成において大きく影響していきますから、性格にもその影響が色濃く表れます。そのため、本人が気づいていないような本質、性格もすべてわかるのです。
このように四柱推命では、その人の持って生まれた運、そして10年ごとに訪れる「大運」、そして１年ごとに変わる「流年」の運を見ながら占っていきます。これらをしっかりと見ていくことで、過去、現在だけではなく、これから貴女がどうなっていくのか、また良き人生を歩んで行くためにはどうすればいいのか…といったことまで、ハッキリと導き出すことができるのです。
ただ、四柱推命はとても複雑で、自分自身で占ってみるのは大変困難です。算出方法がとても難解で、たやすくできるものではありません。また、現在では自動で占えるようなものもありますが、やはり正確性に欠けてしまうのも事実。もし貴女が四柱推命に興味を持ったのであれば、ぜひ専門的に四柱推命を扱っている占い師に鑑定依頼をしてみたはいかがでしょうか。貴女が知りたいと思っていないこと、そして貴女が気づいていないこと、四柱推命から正確な答えを導き出してくれるはずです。

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